保護申請のハードル

2020年8月26日(水)

区内に住む81歳男性の生活保護申請に同行した。中学卒業してから、ずっと働いてきたが窓口で財布から出した手持ち残金は2万5000円だった。男性はいまでもシルバー人材センター経由でビルメンテの仕事を月16時間くらいしている。毎朝、電車に乗って通っている。

区庁舎にある日本共産党の控室にひとりで来られ、事情をはなし、自分でも保護が受けられるかと聞く。制度があることは知っていても、中身については無知だった。後日、必要な書類を持参してもらい、先立ってわたしが窓口の予約をした。

個室で職員と一対一で向き合い、1時間半にわたって申請書や資産申告書、収入申告書、同意書等を記入し、自身の生活環境や身の上を洗いざらい晒していく作業は、必要なこととはいえ困ぱいする。手が震え、目も十分に見えず、「姉」や「豊島」などの漢字もでてこない。自分よりもはるかに若い職員の前で「すみません、すみません」と何度も謝ったかしれない。