ケアマネージャーの役割

2018年6月10日(日)

NPO法人・認知症サポートセンターねりま主催の「しゃべねり」に9日、先月に引きつづき参加しました。

場所はいつものように、地域支援包括センターを併設する練馬高野台駅前地域集会所。

26回目となる「しゃべねり」のテーマは「ケアマネージャーの役割」について、講師は主任介護支援専門員で介護福祉士の高野忍さんでした。参加者は9人でした。

若い方にはまだ、なじみの薄い言葉かもしれないケアマネ。2000年春から施行された介護保険制度にともない位置付けられた職務で、居宅介護支援事業所に所属する介護の知識を有する専門家です。

要支援(1~2)や要介護(1~5)認定を受けた利用者に対して個別の福祉サービスの計画を作成したり、サービス事業者の手配などが主任務。
適切なサービス実施の確認や家族の相談にも応じます。

きょう勉強になったのは、ケアマネから最良のサービスを受けるためには、個々のケアマネが持つ基礎資格をよく考慮に入れておく必要があるということ。

なぜなら、ケアマネには受験資格の関係から、医師、歯科医師、薬剤師、保健師、看護師、理学療法士、社会福祉士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、栄養士、言語聴覚士、義肢装具士、精神保健福祉士など多様な経歴があるからです。

つまり利用者が特に望むサービスが例えば医療系なのか、福祉系なのかという具合で最適なケアマネを選ぶ基準が変わってくるということなのです。

「しゃべねり」のいいところは講師の話に一方的に耳を傾けるだけではなくて、参加者同士のディスカッションが奨励されるところです。
本日の参加者にも、現役のケアマネや福祉の一線で働く現場職員などが、横のつながりや経験交流などを求めて参加していました。

さらには、自身が初めて介護認定を受けようと考えている人や、配偶者に受けてほしいと画策している参加者もいました。

制度の課題について、「相当数いるとみられる介護難民を、より制度に捕捉していくために、前向きで平易なイメージで周知を広げていくことが必要」と強調した高野さん。

私が「利用者の尊厳を守るうえで腐心していることは」と問うと、「介護度5で認知症で寝たきりでも、これまでの人生は消えてはいない。積み重ねてきた利用者の経歴をさかのぼり、寄り添う。あきらめずに敬意を尽くそうと、心がけている」と、答えてくれました。